
台南|古都の風情と屋台グルメが楽しめる台湾最古の歴史都市
台湾南部に位置する台南(Tainan)は、かつて台湾の首都として栄えた歴史都市であり、「台湾文化の発祥地」とも称されます。300年以上の歴史を持ち、古跡や廟(びょう)が町中に点在。台北や高雄とは異なる、落ち着いた雰囲気と人々の温かさに触れられる都市です。加えて、グルメの宝庫としても知られ、地元ならではの屋台料理が旅人を惹きつけてやみません。
特徴(Features)
歴史と文化の宝庫
台南は17世紀にオランダによって築かれた都市で、赤崁楼や安平古堡などの史跡が残されています。また、台湾最多の廟があり、大天后宮や孔子廟などが有名です。旧市街を歩くと、時代の層を感じられる歴史的建築が随所に残っています。街歩きが楽しいローカル都市
コンパクトな街並みと落ち着いた雰囲気で、レンタサイクルや徒歩でも十分に楽しめるのが魅力。カフェやギャラリー、雑貨店が点在するエリアもあり、地元クリエイターの文化が息づいています。地元の人々の親しみやすさ
「台南人は優しい」と言われるほど、観光客に対してフレンドリー。言葉が通じなくても身振り手振りで助けてくれるなど、心温まる交流が体験できます。
食事(Food)
台南は「台湾グルメの首都」とも呼ばれ、食文化が非常に豊かです。以下は特に有名なローカルフード:
牛肉湯(ニョウロウタン)
新鮮な牛肉を熱々のスープでいただく台南名物。朝食として地元の人に愛されています。担仔麺(タンツーメン)
エビの出汁が効いた小ぶりの麺料理。庶民的ながら深い味わいがあります。蝦巻(シャージュアン)
エビのすり身を揚げた台南特有のおかず。ビールとの相性も抜群。蜜餞(ミージェン)
果物を甘く漬けた保存菓子。お土産にも人気です。豆花(ドウファー)
やさしい甘さの豆乳プリンで、台南スタイルはトッピングが豊富です。
アクセス(Access)
台湾高鉄(新幹線)を利用する場合
台北から台湾高鉄で約1時間50分。**台南高鉄駅(台南站)**から市内中心部へは、ローカル鉄道またはタクシーで約20~30分。台北から飛行機の場合
台北松山空港から台南空港までは国内線で約1時間。空港から市内まではタクシーで15分ほど。高雄からのアクセス
高雄からは在来線で約45分。日帰り旅行も可能な距離です。市内移動
台南市はバス、タクシー、レンタサイクル(T-Bike)などが整備されており、観光にも便利。旧市街は徒歩でも十分に散策できます。