
海外旅行に持っていくべきクレジットカードを徹底比較
海外旅行を計画する際、パスポートや航空券と並んで「クレジットカード」は欠かせない持ち物のひとつです。単なる決済手段としてだけでなく、「海外旅行保険」「空港ラウンジの利用」「海外キャッシング機能」など、旅を快適かつ安心にする多くのメリットがあります。 本記事では、年会費無料と年会費有料のカードを分けて、それぞれの特徴をわかりやすく比較。旅行保険の充実度を重視しながら、ラウンジサービスやキャッシングの利便性も含めてバランスよく見ていきます。
年会費無料のおすすめクレジットカード比較
カード名 | 海外旅行保険(付帯条件・補償額) | 空港ラウンジ | 海外キャッシング |
---|---|---|---|
エポスカード | 利用付帯: ・傷害死亡・後遺障害3,000万円 ・傷害治療費200万円 ・疾病治療費270万円 ・救援費100万円 他 | なし | 可(Visa/PLUS対応ATM) 手数料:約1%+現地ATM手数料 |
JCB CARD W | 利用付帯: ・傷害死亡・後遺障害2,000万円 ・傷害治療費100万円 ・疾病治療費100万円 他 | なし | 可(JCB提携ATM) 手数料:約1%+ATM手数料 |
エポスカードの詳細
エポスカードは、年会費が永年無料でありながら、海外旅行保険が利用付帯で付いてくる、非常にコスパの高いクレジットカードです。補償内容も充実しており、特に「疾病治療費270万円」という金額は、年会費無料カードとしてはトップクラスです。
海外キャッシングにも対応しており、Visa対応ATMで簡単に現地通貨を引き出せます。また、発行スピードも早く、店舗申し込みなら即日発行も可能。出発直前でも間に合うのは大きなメリットです。
JCB CARD Wの詳細
JCB CARD Wは、39歳以下限定で申し込める年会費無料カードで、JCBブランドの優待やキャンペーンが豊富です。海外旅行保険は利用付帯ですが、旅行代金や航空券をこのカードで支払えば適用されます。
補償額は「傷害治療・疾病治療 各100万円」とそこそこの内容で、JCBが使える国や地域での決済にも対応。ポイント還元率が常時2倍(1%)で、旅行以外の普段使いでも優れています。
年会費有料カードのハイグレード比較
カード名 | 海外旅行保険(付帯条件・補償額) | 空港ラウンジ | 海外キャッシング |
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楽天プレミアムカード (年会費11,000円) | 自動付帯+利用付帯: ・傷害死亡・後遺障害最大5,000万円 ・傷害/疾病治療 各300万円 | プライオリティパス付帯 (年5回無料) | 可(Visa/Master対応ATM) 手数料:約1%+現地ATM手数料 |
JCBゴールド (年会費11,000円) | 自動付帯: ・傷害死亡・後遺障害5,000万円 ・傷害/疾病治療 各200万円 | 国内主要空港ラウンジ可 | 可(JCB対応ATM) 手数料:約1%+ATM手数料 |
dカード GOLD (年会費11,000円) | 自動付帯: ・傷害死亡1億円 ・救援者費用1,000万円 ・傷害治療最大500万円 | なし | 可(Visa対応ATM) 手数料:約1%+ATM手数料 |
エポスゴールドカード (年会費5,000円、条件により無料) | 利用付帯: ・傷害死亡・後遺障害最大5,000万円 ・傷害治療費用300万円 ・疾病治療費用300万円 ・賠償責任5,000万円 ・携行品損害50万円(免責3,000円) ・救援者費用100万円 | 国内16空港+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジ利用可 | 可(Visa/PLUS対応ATM) 手数料:1万円以下110円、1万円超220円(税込)+利息(実質年率18.0%) |
楽天プレミアムカードの詳細
楽天プレミアムカードは、海外旅行が多い人にとって最強の一枚です。年会費11,000円ですが、その代わりプライオリティパスを無料で発行でき、世界中の空港ラウンジ(通常年4~5万円相当)を年5回無料で使えます。
保険も「自動+利用付帯」で最大5,000万円まで補償。ショッピングや楽天市場でのポイント還元も非常に高く、旅行と普段使いの両方で活躍します。
JCBゴールドの詳細
JCBゴールドは、日本ブランドの安心感とサポートが魅力のカードです。国内では主要空港ラウンジが利用可能で、海外でも「JCBプラザ」などの日本語対応サポートが受けられる点が大きな強みです。
海外旅行保険は自動付帯で、補償額は傷害・疾病治療ともに200万円と十分な内容。旅行初心者や出張が多い方に特に向いています。
dカード GOLDの詳細
dカード GOLDは、ドコモユーザーに限らず発行できるカードですが、通信費割引やポイント還元で人気の一枚です。海外旅行保険は自動付帯で最高1億円と、補償額では他のカードを凌駕します。
空港ラウンジの特典はありませんが、海外キャッシングにも対応。保険を第一優先に考えるなら非常に強力な候補です。
エポスゴールドカードの詳細
エポスゴールドカードは、年会費5,000円(税込)ながら、条件を満たすことで年会費が永年無料になる特典があります。
海外旅行保険は利用付帯で、旅行代金(航空券やツアー料金など)をカードで支払うことで、以下の補償が適用されます。
- 傷害死亡・後遺障害:最高5,000万円
- 傷害治療費用:300万円
- 疾病治療費用:300万円
- 賠償責任:5,000万円
- 携行品損害:50万円(1事故につき自己負担額3,000円)
- 救援者費用:100万円
空港ラウンジサービスでは、国内16空港およびハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で利用可能です。
また、海外キャッシングはVisa/PLUS対応ATMで利用でき、手数料は1万円以下の場合110円、1万円超の場合220円(税込)となっています。利息は実質年率18.0%です。
エポスゴールドカードは、年間利用額が50万円以上で翌年以降の年会費が無料になる特典があり、エポスカードからの招待を受けることで初年度から年会費無料でゴールドカードを持つことも可能です。
ポイント還元率も高く、海外旅行保険や空港ラウンジサービスなど、旅行に関する特典が充実しています。
まとめ:保険を重視するならこの1枚!
保険を最重視するなら、コスト重視なら「エポスカード」、トータルバランスなら「楽天プレミアムカード」が最もおすすめです。
また、カードを複数持つことで保険の補償を「合算」できることもあるため、無料カード+有料カードを組み合わせるのも有効な戦略です。