
チェンマイ|歴史ある寺院と山岳民族文化が息づくタイ北部の古都
タイ北部に位置するチェンマイは、バンコクに次ぐ人気の観光都市でありながら、落ち着いた雰囲気と自然の豊かさが魅力の場所です。古都としての歴史を持ち、美しい寺院や伝統文化が色濃く残る一方で、近年はカフェ文化やアート、デジタルノマドの拠点としても注目されています。観光だけでなく、長期滞在やワーケーションの地としても高い人気を誇っています。
特徴(Features)
特徴(チェンマイの魅力)
歴史と文化の融合
チェンマイは1296年に建都されたランナー王朝の都で、多くの歴史的建造物が今も残っています。旧市街には「ワット・チェディ・ルアン」や「ワット・プラシン」などの有名寺院が点在し、散策するだけで歴史を感じることができます。自然との距離が近い都市
チェンマイ郊外には山や滝、エレファントキャンプなど自然を楽しめるスポットが豊富。中でもドイステープ寺院から眺める市内の景色は圧巻です。少し足を延ばせば、タイで最も高い山「ドイ・インタノン」も訪れることができます。リラックスした生活リズム
チェンマイはバンコクに比べて物価が安く、人々の暮らしも穏やか。特に欧米や日本の長期滞在者に人気で、静かなカフェや自然豊かなエリアでリモートワークを楽しむ人も多いです。
食事(Food)
チェンマイはタイ料理の中でも北部料理が有名で、他の地域とは一味違う風味が楽しめます。
カオソーイ
チェンマイ名物といえば、濃厚なカレースープに揚げ麺をのせた「カオソーイ」。チキンやビーフが入っており、ピリ辛でコクのある味わいが特徴です。サイウア(チェンマイソーセージ)
ハーブが効いた豚肉のソーセージで、おつまみにもピッタリ。市場や屋台などで手軽に楽しめます。ナムプリック・ヌム
青唐辛子とハーブを使った辛味ディップで、野菜やもち米につけて食べるのが一般的。家庭料理としても親しまれています。
さらに、カフェ文化も根付いており、豆にこだわったスペシャルティコーヒー店やスタイリッシュなカフェが市内各地に点在しています。
イベント(Event)
チェンマイの魅力を語るうえで外せないのが、毎年11月頃に開催される「イーペン・ランタンフェスティバル(Yi Peng Festival)」。夜空一面にランタンが舞い上がる幻想的な光景は、世界中の旅行者を魅了しています。
光と祈りの祭典
人々が願いを込めてランタン(コームローイ)を一斉に空へ放つ光景は、神秘的で感動的。川には灯籠(クラトン)も流され、街全体が光に包まれます。主な会場と注意点
市内各所で関連イベントが行われますが、特に有名なのは郊外の特設会場(例:メージョー大学付近)。こちらはチケット制の有料イベントで、事前予約が必須です。市内中心部では無許可でのランタン打ち上げは禁止されている場所もあるため、公式イベントへの参加が推奨されます。旅行計画のポイント
フェスティバル期間はホテルや航空券の予約が非常に取りにくくなるため、早めの準備が肝心です。もしチェンマイを訪れる時期を選べるなら、ランタンフェスティバルの開催に合わせるのがおすすめです。
アクセス(Access)
飛行機でのアクセス
日本からチェンマイへの直行便は少ないですが、バンコクやソウル、クアラルンプール経由でのアクセスが一般的です。バンコクからは1時間ほどのフライトで、1日に数十便の運航があります。鉄道・バス
バンコクからチェンマイまで寝台列車も人気の移動手段です。約10~13時間の旅路ですが、観光として楽しむ人も多くいます。バスも運行しており、予算重視の旅行者におすすめ。市内交通
チェンマイ市内の移動は、ソンテウ(赤い乗り合いタクシー)やGrab(配車アプリ)が便利。市街地はコンパクトなので、徒歩やレンタル自転車でも十分に回れます。