
バルパライソ|サンティアゴから日帰りできるカラフルな港町
バルパライソ(Valparaíso)は、チリ中部の太平洋岸に位置する港町で、首都サンティアゴから日帰りでも訪れることができる人気の観光地です。カラフルな家々が斜面にびっしりと立ち並ぶ景観は、「南米のサンフランシスコ」とも呼ばれ、1990年代以降はアートと文化の街として注目を集めています。2003年にはユネスコの世界遺産にも登録され、ボヘミアンな空気を求めて世界中から観光客が訪れています。
特徴(Features)
カラフルな街並みとストリートアート
バルパライソの最も印象的な特徴は、丘陵地に広がるカラフルな建物といたるところに描かれたストリートアート。特に「セロ・アレグレ(Cerro Alegre)」や「セロ・コンセプシオン(Cerro Concepción)」などのエリアは、アート散歩にぴったりのスポットです。階段や壁だけでなく、エレベーター(アセンソール)までがキャンバスとなっています。歴史ある港町としての一面
19世紀には南米有数の港町として栄え、ヨーロッパとの交易で発展しました。当時の名残をとどめる古い建物や倉庫街、鉄道駅なども残っており、ノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。詩人パブロ・ネルーダの足跡
チリのノーベル賞詩人パブロ・ネルーダはこの街を愛し、彼の家「ラ・セバスティアーナ(La Sebastiana)」は現在博物館として公開されています。丘の上にあるこの邸宅からは、バルパライソ湾の絶景を一望できます。
食事(Food)
バルパライソは港町らしく、新鮮な魚介類が豊富です。地元ならではの味覚を楽しめるレストランや屋台も多数あります。
セビーチェ(Ceviche)
新鮮な魚介をライムやレモンでマリネした南米の定番料理。バルパライソでは地元で獲れた白身魚や貝を使用している店が多く、海の香りを楽しめます。マリスコス(Mariscos)
ムール貝やアサリ、ウニなどがたっぷり入ったスープや煮込み料理が人気。魚市場近くのレストランでは、獲れたてをその場で調理してくれます。地元ワインとともに
近郊のカサブランカ・バレー(Casablanca Valley)はチリ屈指のワイン産地。魚介と相性抜群の白ワインとともに味わうのがおすすめです。
アクセス(Access)
サンティアゴからの移動
首都サンティアゴからバルパライソまでは車で約1時間半(約115km)。長距離バスも頻繁に運行しており、アルマスバスステーションやパヘウエ(Pajaritos)駅から出発可能です。市内移動
市内は徒歩でも観光可能ですが、坂の多い街なので、名物のアセンソール(ケーブルカー)やローカルバスを利用すると便利です。また、街歩きツアーも多数あるため、ガイド付きで効率よく巡るのもおすすめです。